継続は力かも(記:オシオ)

読書会を初めてから20回が経過した。月に1回、1冊読んでいく。古代ローマ人、中世日本人、古代中国人、近世日本人、現代イギリス人の小説、エッセイ、事典、詩集など,古今東西の作品を読んできた。

 

内村鑑三「後世への最大遺物」、夏目漱石「私の個人主義」、モーパッサン「脂肪の塊」、中原中也詩集、キケロ「老年について」、兼好法師「徒然草」、孔子「論語」、岡本太郎「日本の伝統」、モーツァルト「モーツァルトの手紙」、レイモンド・ウィリアムズ「キーワード辞典」、ドラッカー「マネージメント」、岡倉天心「茶の本」、新渡戸稲造「武士道」、吉田満「戦艦大和の最期」など。

 

課題図書はいくつかのリスト(柄谷さんの必読書150、松岡正剛さんの千夜千冊、岩波100冊など)から選び、選んだ人が報告者となってすすめる。作品の背景となる年表、作者の生い立ちなどは必須資料となってきた。先月の「モーツァルトの手紙」では、35歳の生涯のうち旅の空で過ごした期間が10年というモーツァルトだが、その主な滞在地がハプスブルク家関連の土地であるという説が提出され、一同興味深くその議論に立ちあい、そのあとは10代、20代、30代のモーツァルト作品の鑑賞、最後は「魔笛」で締めた。自画自賛ですみません。だんだん堂にいった風になってきた。読書会まどゐ(円ゐ)には「ときの風」の投稿者も多く、牛王読書会の雰囲気もある。超にぎやか懇親会も当読書会の特色のひとつ、編集委員諸君、来阪の折はぜひどうぞ。