牛王2号

世界遺産「那智の大滝」の迫力ある表紙写真は、本誌編集長の手による撮影で、2003年12月発行。

いかにも立ち上げたばかりの”産みの苦しみ”が紙面からも判じ取れるような力ずくの冊子で、掲載内容もエッセイ,詩歌,画,論,小説と多岐にわたります。

作品ごとに文字の大きさやページあたり行数などが異なっており、一読すれば模索しながらの手づくり感がひしひしと伝わってくることでしょう。

【エッセイ】  
三日酔いの朝に 松本巌
中上健次に出会ってしまった 福井純一
熊野大学1944・夏 芝町子
もうひとりのタイチのために

市川真人

縛ってらかること、縛られて…

岩藤バロン

ふれてほしくない

千葉裕子

【詩歌】

 

熊野大学俳句部のあゆみ

 西嶋潮香

人生で美しいもの

 和氣久明

中上健次に捧げる歌

 関本洋次

祈り

 三浦俊一

艶歌

 小田桐優子

【画】

 

遺作

 瀬古英生

【論】

 

千年の愉楽をどう読むか

 仙道秀雄

極私的熊野大学考

 大内清司

言葉と暴力

 髙屋敷真人

六道の辻斬

 佐藤康智

熊野とは何か?

 山本幸樹

【小説】

 

薬雨

 金城昌宏

寒椿

 東輝彦

熊野川

 勝浦雄人